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メガネのDiscレビュー

Live In San Diego 68, クリーム全盛期の未発表ライブをレビュー

クリーム解散直前 最後のツアー 1968年サン・ディエゴ公演を収めたCDが

2019年2月8日発売されます。 ひと足先に手に入れたのでレビューします!

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 1968年10月20日、サンディエゴのスポーツアリーナでの Live !! 

 

『Wheels Of Fire(邦題:クリームの素晴らしき世界)』から

Cream - Wheels Of Fire | Releases, Reviews, Credits | Discogs

 収録曲が7曲収められており、人気絶頂期のバンドの歴史に残る

傑作アルバムが 1968年8月10日から4週にわたって

全米アルバムチャート1位を獲得した直後の貴重な Live演奏です!!

 

この音源は KPRO-FMが放送のため録音したもので 音質はとても良く、

なぜ今まで発表されなかったのか全く理解できません。

クラプトンのギターの音はアルバムよりも 高音域が強調されたギザギザした

輪郭のはっきりした音になっており モコモコした”ウーマン・トーン” 色は

少し薄くなってます。そのせいか、とてもアグレッシブに聴こえます。

 

1か月後の解散が決まっている状況でも一切 手を抜くことなく、

むしろプロとして淡々と仕事をこなしている3人の姿勢は本当に感心させられます!

ジャック・ブルースの声は変に裏返ったり音程外したりが全くありませんし、

クラプトンのギターもミスタッチが一切ありませんw。

Liveだと曲のテンポが速くなるのが普通だと思うんですが、

ジンジャー・ベイカー先生は全く乱れる事なく完璧なリズムを刻んでいて

手を抜いてる感じは全くありません!!(プロなら当たり前なのか??)

 

終始完璧な演奏が繰り広げられてるこのアルバムからベストトラックを選ぶのは

難しいですが、

自分は重厚なブルース・ナンバーの 4曲目 ”Sitting On Top Of The World”をあげます!

松崎しげるのように真っ黒で粘っこい この演奏は何なんでしょうか??

当時23歳の白人のイギリス人がこんな真っ黒なギターを弾けるなんて信じられませんw

 

スタジオ録音より熱い演奏が繰り広げられているこのCDの収録時間は 75分!

目一杯収められており、解散1か月前のバンドの様子がわかる貴重な記録で

ファンならずとも楽しめる必聴の1枚ですよ~!!

www.hmv.co.jp

内容の誤り・リクエストなどありましたら

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最後まで読んでくれてありがとうございます!!

少しでもみなさんの参考になれば嬉しいです。

 

それでは、また!!